2019年10月31日木曜日

【いわて盛岡シティマラソン】

【いわて盛岡シティマラソン】

久しぶりのブログ。
しかも、マラソンです。

そして長いです。
お茶と共にご覧ください。


10月27日(日)
盛岡市で初めてのフルマラソンが開催されました。

フルマラソン(42.195km)以外にも、ファンラン(8.8km)、ペアラン(2km)の3部門がありました。
私はもちろんフルマラソンの部での参加です。

結果を先に言いますと・・・

総合94位  年代別20位
タイム  2時間56分35秒

そんなフルマラソン日記です。







【当日朝】

早朝5時起床。
基本的に4時間前には食事をします。
9時スタートなので5時。

天候 曇り

ベストコンディションです。


しかし、まだこの時、ハッキリ言って全く気合は入っておりません。

前日の夜。

しっかり飲んでおります。
最近流行りの9%のやつ。
しかも500mlを3本。
本気で走るつもりはありませんでしたので・・・。

今シーズンは股関節に痛みがあり(オーバーユース)満足に練習出来ておりませんでした。今も痛みがあります。
練習でもジョギングしかしておりません。
ですので、1kmあたり5分のペースで、3時間30分くらいでゴールできれば良いかなと。後々痛みを長引かせたくないし・・・。
本気じゃないし、ジョギングだから、飲んだ方が寝やすいかなと思い調子に乗って飲んでおりました。


結果、ぐっすり睡眠。


5時にバッチリ起床。


しかも、今回スタート位置が岩手大学校内。
家から1.5kmの場所です。
移動なし。


そうです。
今回、移動がありません。
ご飯食べたら、散歩もトイレもストレッチも全部自宅です。
しかも、外じゃないので暖かい。

会場に行って、場所取りして、周りの雰囲気で緊張したり、トイレで並んだりもありません。

全部、家です。
ノーストレス。


7時30分頃に子供を起こし、ご飯を食べさせたり、じゃれあったり、リラックス。

その後、ユニフォームに着替えて、8時20分頃に出発。
全くのノーストレスです。


まだこの時、本気で走る気もないし・・・


【スタート前】

8時30分頃に会場到着。

すでにスタートゲートに選手たちが並んでおります。
初めての大会なので、どんな感じか分かりませんが、8時45分までに並べと書いてあったので、その通りに従っております。当たり前か。


スタート位置はあらかじめ申告タイムでブロックごとに決まっており、A~Eに分かれております。ちなみに私は今回はAブロックとなっております。

スタートのブロックに入ると、いつものラン仲間たちがいます。
挨拶程度に声をかけ、しばし談笑。

まだジョギング気分。

ジョギングでもスタートでモタモタしたくないので、ほどほどに前の位置をキープ。


15分前。

石田純一さんを発見。
「お~」とか思いましたが、やはりランナーなので、神野大地さんの方が「お~!!!」と言う感じ。

モノマネ芸人たちがハイタッチをしに来たので、一応、私もやってみる。
設楽悠太選手のモノマネさんは案外似ていたw


それよりも、六串しずかさん。
私はこの時まで全く知りませんでしたが、とても美人。
背も高く、顔も小さく、スタート前の一番の驚きです。
これくらいの美人さんでも知らないなんて・・・芸能界はとんでも無いとしばらく物思いにふけってしまいました。
それくらいスタイルも良く美人でした。

石田さんは、すでに頭から離れておりますw


スタート3分前。

一応、私語を慎み、時計の準備。

GPSもバッチリ。


さあ!スタートだ!


まだジョギング気分。



【スタート】

「パンッ」


乾いた銃声と共にスタートです。

時計のボタンを押して、スタート位置を通り過ぎるまで10秒。



あちゃーーーー!
一気に「走る気分」になっちゃった・・・!急に。

だって、みんな走るんだもん。当たり前か。


しかも地元っすよ。

岩大なんて、学区内ですよ。
そりゃ勝手に足が動いちゃう・・・。

走り始めた途端、ぐんぐん前に向かいます。

ついさっきまで収まっていた、アドレナリンが一気に噴き出します。


こんなに走れたっけ?
ジョギングしかしてないのに?


1km通過  3分40秒


10秒スタートまでかかっているから、3分30秒で来てしまった。
キロ5とは大違い。

ようやくサブ3(3時間を切ること)のペースメーカーを発見。
しかも、隣にはバッチリH山さん。
この人は硬いね~。
がっちりペースメーカーと並走してる。

ようやく我に返り、私も並走。
飛ばしてしまったせいか、息が乱れる・・・。
が、お陰でサブ3ペースが楽に感じる。

この時、H山さんに「一緒に走って入ればテレビに映るかもよ」と言われ、その気になる。
さっきまでジョギングと言っていたくせに、一気にその気。

足が痛いのとかもう知らん。


テレビ出たいし!

ニヤニヤしているところ。



完全ににやけてる。


しかし、まあ沿道の応援の多いこと。
ビックリするくらい多いです。

地元を走るって気持ち良いですね。

走ってて気持ち良くなって、すっかりテレビを忘れて、少しづつペースメーカーよりも前に行ってしまいました。
テレビが遠のく・・・。

テレビが遠のく後ろから、今年から社会人のN波くんに抜かれる。
当然、彼は速いからね~。
さすがに付いては行きませんが、社会人1年目でも頑張っている姿に感激。
応援してます。



南大通りを抜け盛岡駅方面へ。
すると、今度は聞き覚えのある声。

振り向くとT葉さんね。
この方は年齢を詐欺してるんじゃないかと思うくらい素晴らしい体力。


この時、何やら、素知らぬランナーに声をかけている。

「いいペースなので付いて行っても良いですか?」

さすが社会人の大先輩!
さすがっす!勉強になりますっ!
まさか、こんなところでも律儀にいい人。
ニヤニヤしながら、こちらも挨拶。


他にもK野さんも近くにいて、中々の安心感。
軽く声をかけリラックスしながら序盤を走り抜けます。
思っているよりもかなり体は軽い。

練習してないし、気合も入ってないし、更には飲み過ぎてるし・・・


しかし!足は軽い!
良くわからんが、ピーキングはバッチリの様子。


こんな時に、「奇跡ってあるんだな~」とか、余裕たっぷり。


飛ばしてしまったし、行けるとこまで行こうと決意。

【10km通過】

40分39秒。

初マラソン。

しかも故障中。
大丈夫だろうか?このペース。


でもね、こんなに楽に走れたの久しぶり。

どういう事でしょうか。


やはり地元も、がっちり地元。

隅々まで分かっているので、あっという間の10km通過。
こんなに楽な10kmは今後も無いでしょう。
全く疲れてない。
足も痛くない。
走った疲れが全くない。


知っているコースってこんなにも楽なんだと思い、東京オリンピックもやはり東京の方が良いのかなとか思ってしまいました。
暑いのは大変だけどね・・・。

それくらい、知ってるって強いな。



橋のふもとで息子発見(3歳1ヶ月)。
甥っ子や義妹、母と応援中。

甥っ子にダッコしてもらいながら、タッチして通過。
助かる。


「弥寿夫は更に余裕を手に入れました。」




ここからが、田舎道。。。

でも余裕w

なぜ分かりませんが余裕。

変に気合入ってなかったのが良かったのかな!?
不思議~。

余裕貯金ガッポガポです。


折り返しで、ラン仲間とポーズを取り、まだまだリラックスしております。



少々向かい風になってきたかな。

ここから長いんだよな~。



【20km通過】

1時間22分12秒(この間の10km 41分23秒)

おそらくハーフを27分ほどで通過。
啄木より早く通過してる。
(毎年9月に渋民で行われる「ふれあいの里啄木ハーフマラソン」)

ビックリです。
不思議だ~。
直近のハーフのレースよりも速く走ってる。

やはり天候の影響が大きいですね。
気温は分かりませんが、おそらく15度前後でしょう。
非常に楽です。


しかし、ここからが今回のコースの一番の難所。
御所湖に向かう、25km過ぎから始まる上り坂。

この辺りでS也くんに抜かれる。
しかし、知っている仲間だと何だか嬉しくなり、気も紛れるので抜かれるのも有難い。


上り坂開始・・・。


どうなるかな~と思っていたのですが、キツイはキツイですが、沢山の友達やお客さんや知り合いに声をかけてもらい、気も紛れました。


登っている途中、神野大地さんとすれ違い。
もう来ちゃったの!?
やっぱりプロは速いね~!
バネが違います。


しかも、先に折り返してきたN澤さんにも声をかけてもらい、またまた感謝。
速い人っていうのは、人を応援する力もあるね~!なんて感心しながら、お蔭さまでこちらも頂上到達!

応援っていいですね。


折り返してくると、今度はレジェンドSS木さんにも応援されてみたり。
SS木さんは登っているのにスゴイな・・・。有難い。
よく他のランナーを、見ている余裕があるなと思いましたね。
私は自分との会話で精一杯。感謝、感謝。


登り終えたとこ。


ちなみに腕に付けているアームカバーですが、専用の物ではなく、100均で買った「女性用のハイソックス」です。
なるべく長いやつを買って、足首の辺りでカットしたもので、専用の物も持っているのですが、途中で暑くなったら捨てようと思い、100均で購入。
※趣味とかではありません!

さすがにソックスなので、変にずれ落ちることもなく、カットしているので手首に余計な圧迫もなく、暖かい。
個人的には正解でした。結局、途中の35km付近のエイドで捨てたし。



【30km通過】

さて来た、30km。

2時間4分58秒(この間の10km 42分46秒)

坂道だったし、こんなところでしょう。

残り12km。

「おっ。3時間切れんじゃん」


よくマラソンには、「30kmの壁」と言う言葉があります。
30kmを越したところから足が止まると言うやつです。

正直、「壁なんてぶっ壊してやろう」と20km辺りから思っておりました。
確かに体力の問題もありますが、気持ちの問題だろうと思っているので。

この時まで足の痛みが出ないことを祈りながら。
ここまで来たら、飛ばして見せると。




私にも兄がいて、これが速いんだ。(今は怪我しちゃったけど・・・)
「さくら道国際ネイチャーマラソン」ってのがあって、名古屋から金沢・兼六園までの250kmを走るウルトラマラソンで4、5年前に優勝してるんですよね。記録は24時間ちょっとで。
兼六園には名前の入った桜の木があるはず。
いつか行ってみたい場所。



250kmとか・・・マラソン(42.195)の6倍でしょ!?
それに比べて、30kmなんて序盤も序盤。
だったら、キツイとか言ってられないもんね。
兄弟だから、せめて42kmくらいでは自分もへばらないでしょ!って信じて。
同じようなDNAなはずw
ラスト12kmの壁なんて無いも同然。
ぶっ壊してやる。

下りに入ったところで1km3分29秒、そこから3分50秒。
出来るだけ、飛ばす。
出来るだけ腕を振って、足を前に出す。
自分にも出来るはず。
気持ちの問題だったら、「まだ序盤」って思えば楽なもんだ。



この辺で、R央人くんとすれ違い。
今日1番のすれ違いタッチ。
「おっしゃ~」
気合の入れ直し。こういうのホント助かる。


ちなみに沿道からの声援に応えると、まさかのK〇Nさん。
走ってないのかよ!って突っ込みたくなった。



気持ちの問題作戦は成功。



こっから多くのランナーを抜いた記憶。
必死だったから、ちゃんと覚えてないけど。



でもね、もっと速い人が後ろから・・・
来た~、H山さんね。


このまま先にゴールするんじゃないかと思っていたら、やっぱり甘くないね。
36km付近かな?
後ろからやけに速い足音ね。
「サブ3、絶対いけるよ!」って応援付きで、ぶち抜かれる。
さすが「盛岡シティマラソンを勝手に応援する会」代表。


作戦成功!とか言っておきながら、ついに私にも訪れたの「マラソンの壁」・・・。
38km以降は、体力との闘い突入。

足が出ない。
4分20秒台まで1kmのラップも落ちてきた。


でもね、「序盤、序盤!」自分に言い聞かせながらね。



もうすぐゴールだからさ~。

息子が待ってる。

カッコ悪くても、必死こいで走ってる姿を見せておきたい。


【ゴール】

2時間56分35秒
(30km~40km 41分54秒)



長い道のりお疲れさま。

最後は出したくても出なかった。


息子にダッコって言われても出来なかった~。
足に自信が無くて、持てるか心配だった~。

余裕とか言っておきながら、結構な疲労度でしたね。



完走賞の「南部鉄器のメダル」



【まとめ】

そもそもキロ5のペースランニングと言っておきながら、全くのそのつもりの練習しかしてない中での結果だったので、非常に満足しております。

反対にしっかり準備したら、ダメだったかもね。
変に緊張したり、気負い過ぎたり、飛ばしちゃったり。

足に自信が無かったので、飛ばしたけど控えめに出来たし。


今回良かったのは、

「地元」
「応援」
「天気」


圧倒的にこの3つです。

やはり「地元」はコースを知っているし、どこを走っていても「応援」があります。
ラン仲間も多く、お互いに声を掛け合いながら走れるし、姿を見るだけでも気持ちは楽になります。

また、マラソンには絶好の「天気」でした。
きっとこれ以上のコンディションは無いと思う。
ほとんど汗もかくことなく、負担の少ないレースだったので、ベストを更新したランナーは多かったのではないでしょうか?

参加料(10000円)は高いのがネックですが・・・地元開催なので応援したいし、来年も出たいと思います。


最後までご覧いただいたあなたは、きっと私のことが好きなのでしょう。(笑)
ありがとうございます。










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